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適当な感じで生きてます
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1991年、11月24日。
フレディー・マーキュリーが他界した。
そのまさに前日、自分がエイズであることをTVで公表したばかりだった。

私は2歳だったから何も覚えていないけど、世界中が泣いた。らしい。

死の直前まで、彼はエイズにかかっていることを隠し続けた。
当時、エイズはまだまだ同性愛者だけの病気だと捉えられていて、
偏見が怖かったのもあるんだろうけど(彼は同性愛者であることも死ぬまで隠していた)、
それよりももっと、同情されることを恐れたんだろうと思う。
「同情」の感情で自分の曲を聴く人々の姿を見たくなかったんだ。きっと。
自分の音楽が本当に届いているのを見たかったんだ。
きっとそうじゃないかな。

これは私の考えで、もう確かめることは誰にもできないけど。

病気が進んで、熱に冒されて、それはきっととても苦しくて、
それでも曲を描いて、わずかに起き上がれる時間で収録した。
ひとつでも多くの曲をこの世に届けたかったんだ。

彼は本物のうたうたいだったんだ。まさに死ぬまで。

記者会見を開いたとき、きっと彼には分かってたんだと思う。
「もう自分の仕事は終わったんだ、もうこれでいいんだ」って。



そして彼は本当に、次の日に死んでしまった。



彼の短い人生の終わりはそんな感じだった。らしい。


だから彼の晩年の曲はどれも神がかってる。
よく通る晴れた声、明るいけど切ないメロディー。
きっと彼は一歩死の世界に足を踏み入れて、天国から歌ってたんだ。
フレディーの晩年に作られた曲が
「Made in Heaven」ってアルバムにまとめられてるから、本人がそう感じてたことが分かる。


彼はきっと同情されることを望まなかっただろうけど、
1991年11月の世界は、病気で苦しんだ彼に同情しないわけにはいかなかっただろうな。
記者会見でTVに映った彼は痩せ細っていた。
私もyoutubeで見たけど、本当に酷い姿だった。
人々は彼の曲を聴いて悲しい気持になったと思う。
彼の曲には彼の望まなかった「同情」の感情が付加されたかもしれない。

けど彼が死んで長い時間がたった今ではもはや、
(あるいは、彼の死を覚えていない私の目線だからかもしれないけれど)
「同情」の感情はもちろん多少あるのかもしれないけど、それよりも、
「彼の生き様に対する畏敬の念」みたいなものの方が大きくて、
そういう感情が彼の音楽に付加されたような気がする。


ロックって面白い。

生き様そのものが音楽の構成要素になる。

「生き様」「感情」という音にならないはずのものが、

聴き手の感情に作用して、ついには音になる。

なぜならばその音楽の目的が「思想の主張」だから。



うまく、言えないけど。

というか勝手に持論述べてるだけだけど。



下のPVはフレディーの生前最後に作られたもので。
自分が生きてたことをこの世に焼き付けるみたいに映ってるPVだ。
と私は感じた。


最後に下を向いた彼の笑顔が「やれやれ」って笑ってるみたいに見える。
観てるこっちも、 ありがとう、お疲れ様。 って言いたくなるような。

i still love you
って声があまりにも透き通って
笑顔が切なくて、
だけど彼は何かを悟って、きっと心から笑ってたんだ。
そうじゃないとこんな綺麗な曲作れないとおもう。



そして今日は2011年11月24日。

考えてみれば、フレディーが死んでもう20年目の年なんだね。

時代は移りゆく。
人々の記憶も消えてく。
けどこの曲は私の力みたいなものになってくれる。
背中を押してくれる。

フレディーの曲は、ずっと後まで届けたい。


素晴らしい曲をたくさん、ありがとう。
心からの敬意を込めて。



PVをどうぞ。


These are the days of our lives(輝ける日々)
Queen


Sometimes I get to feelin'
I was back in the old days - long ago
When we were kids, when we were young
Things seemed so perfect - you know ?
The days were endless, we were crazy - we were young
The sun was always shinin' - we just lived for fun
Sometimes it seems like lately - I just don't know
The rest of my life's been - just a show

Those were the days of our lives
The bad things in life were so few
Those days are all gone now but one thing is true
When I look and I find I still love you

You can't turn back the clock, you can't turn back the tide
Ain't that a shame ?
Ooh, I'd like to go back one time on a roller coaster ride
When life was just a game
No use in sitting and thinkin' on what you did
When you can lay back and enjoy it through your kids
Sometimes it seems like lately - I just don't know
Better sit back and go - with the flow

'Cos these are the days of our lives
They've flown in the swiftness of time
These days are all gone now but some things remain
When I look and I find - no change

Those were the days of our lives yeah
The bad things in life were so few
Those days are all gone now but one thing's still true
When I look and I find, I still love you
I still love you

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無題
初めまして。

ざっとですが、ブログ読ませて戴きました。
ミスチル好きなんですね。
僕も大好きです。

これからもちょいちょい遊びに来ますね♪
通りすがり 2011/12/16(Fri)03:38:02 Edit Top
無題
ありがとうございます!!
ミスチルだいすきです。
更新頻度少ないかもしれませんが、マイペースにやっていきますのであそびにこられてください^^
mippi 2011/12/22(Thu)23:51:37 Edit Top
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